RØDE AI-1でダイレクトモニタリングを有効にする方法

RØDE AI-1でダイレクトモニタリングを有効にする方法

RØDE AI-1オーディオインターフェースを使用して録音機器をセットアップする際、リアルタイムで音声を遅延なく聞くためにダイレクトモニタリングを有効にしたいかもしれません。これは特にボーカルや楽器の録音時に役立ちます。この記事では、RØDE AI-1でダイレクトモニタリングを有効にする手順を案内します。

ダイレクトモニタリングとは?

ダイレクトモニタリングは、マイクや楽器からの入力音を直接聞くことができる機能です。これにより、コンピュータで処理された音だけに頼る必要がなくなり、遅延(レイテンシー)が発生するのを防げます。ダイレクトモニタリングを有効にすると、録音中にリアルタイムで自分の声を聞くことができ、タイミングやピッチを合わせやすくなります。

ダイレクトモニタリングを有効にする手順

RØDE AI-1でダイレクトモニタリングを有効にする方法は以下の通りです。

機器を接続する

まず、マイクをAI-1前面のXLR-1/4"コンボ入力に接続します。

ヘッドフォンを前面にあるヘッドフォンジャック出力に接続してください。

AI-1の電源を入れる

AI-1をUSB-Cポートを介してコンピュータに接続します。AI-1はバスパワーで動作するため、外部電源は不要です。

モニタリングコントロールを開く

AI-1前面にある再生/モニターレベルノブを見つけます。このノブは、ヘッドフォンやスピーカーから聞こえる音量を調整します。

ダイレクトモニタリングを有効にする

再生/モニターレベルノブを押してダイレクトモニタリングをオンにします。

ダイレクトモニターLEDが点灯し、ダイレクトモニタリングが有効になっていることを示します。

レベルを調整する

再生/モニターレベルノブを使用して、音量を快適なレベルに調整します。音量を下げた状態から始め、徐々に上げてください。

セットアップをテストする

マイクに向かって話すか、楽器を演奏してください。遅延なくヘッドフォンを通して自分の声や楽器の音が直接聞こえるはずです。

重要な注意事項:

モニターのみ:ダイレクトモニタリングがオンの場合、マイクからの音声が直接聞こえます。録音ソフトウェアからの再生を聞きたい場合は、ダイレクトモニタリングをオフにしてください。

再生ソース:ヘッドフォンを接続し、スピーカーも使用したい場合、ヘッドフォンが接続されている間はスピーカー出力がミュートされます。スピーカーを通して聞くには、ヘッドフォンを外してください。

トラブルシューティングのヒント

ヘッドフォンから音が出ない:ヘッドフォンが正しく接続されていることを確認し、再生/モニターレベルノブがゼロに設定されていないことを確認してください。

音量が低い:音が小さい場合は、AI-1のゲインレベルを確認し、マイクの入力ゲインが適切に調整されていることを確認してください。

レイテンシーの問題:ダイレクトモニタリングをオフにしているときにレイテンシーを感じる場合は、オーディオソフトウェアとコンピュータの設定が正しく構成されていることを確認してください。

上記の手順に従うことで、RØDE AI-1オーディオインターフェースで簡単にダイレクトモニタリングを有効にでき、遅延を最小限に抑えた録音が可能になります。録音セッションを楽しみ、セットアップを最大限に活用してください!