ドレッセルハウスねじ使用のための設計ガイドライン

ドレッセルハウスねじ使用のための設計ガイドライン

木材での建設において、適切な種類のねじは安定性と信頼性を確保する重要な役割を果たします。ヨーゼフ・ドレッセルハウスGmbH & Co. KGが提供するねじはその一例です。これらのねじは自己ねじ込み機構を持ち、木材用途に特化して設計されています。この記事では、これらの多用途なねじを効果的に使用するための設計ガイドラインについて説明します。

ドレッセルハウスねじの概要

ドレッセルハウスねじは、部分的にねじ切りされた自己ねじ込みねじであり、通常は炭素鋼またはステンレス鋼から製造されています。これらは十字穴付きの皿頭を持ち、木材表面とフラッシュに仕上げるのに役立ちます。

主な仕様

名目径: 4.5 mm
長さ: 25 mm
材料: 炭素鋼(腐食抵抗のために電気亜鉛メッキ)またはステンレス鋼
数量: 1000本入りパックで提供

使用目的

これらのねじは主に荷重を支える木材構造要素を接続するために使用されます。これには以下が含まれます。

  • ソリッド木材(針葉樹)
  • 接着積層材
  • クロスラミネーテッドティンバー
  • ラミネーテッドベニアランバー
  • 合板、パーティクルボード、配向性ストランドボードなどのさまざまな木質パネル

設置手順

ドレッセルハウスねじは下穴を必要としません。メーカーが推奨する適切な工具を使用して、木材に直接打ち込む必要があります。

設計ガイドライン

適切な設計と設置技術を理解することで、ねじが仕様通りに機能し、構造の強度を維持することができます。

  1. 接続設計
    接続は、ねじの特性荷重耐力に基づいて設計する必要があります。これは通常、Eurocode 5または対応する国家コードに基づいて決定されます。
  • 機械的抵抗: 選択したねじが使用される荷重と木材の種類に適していることを確認してください。
  • 間隔要件: Eurocode 5に記載された間隔推奨に従い、ねじ間の距離が木材の割れを防ぐのに十分であることを確認してください。
  1. 腐食防護
    環境条件に応じて適切な種類のねじを選択してください。ねじが露出条件で使用される場合は、ステンレス鋼または適切な腐食防護を備えたねじを使用する必要があります。

  2. 最小貫入深さ
    最適な性能を得るためには、ねじが木材に十分に深く貫入し、十分な強度を提供する必要があります。一般的に、ねじの直径の少なくとも4倍の貫入深さが必要です(4.5 mmのねじの場合、少なくとも18 mm)。

  3. 設置角度
    ねじは、木材の繊維方向に対して最低30°の角度で設置することで、荷重耐力を向上させることができます。

  4. 二重ねじ使用
    特に大きなジョイントの場合、荷重分布と構造の完全性を向上させるために、少なくとも2本のねじを使用することが推奨されます。

性能特性

ドレッセルハウスねじを効果的に使用するためには、以下の性能特性を理解しておく必要があります。

  • 引張強度(炭素鋼、4.5 mm): 5.8 kN
  • ねじり強度(炭素鋼、4.5 mm): 4.6 Nm
  • 頭部引き抜き耐力: 9.4 N/mm²(厚い木質パネル)

防火についての注意

ドレッセルハウスねじは、耐火性能クラスA1に分類される鋼から作られており、防火基準に準拠しています。

結論

ドレッセルハウスねじを木材建設プロジェクトで使用する際にこれらの設計ガイドラインに従うことで、作業の構造的完全性を大幅に向上させることができます。プロジェクトの要件や環境条件に基づいて、正しい種類と仕様のねじを選択することを常に確保してください。適切な設置と設計プロトコルに従うことで、木材構造の効果的な性能と安全性を確保することができます。