サンストローム全面マスクの清掃ガイドライン
サンストロームの全面マスクを清潔に保つことは、その効果的かつ安全な運用を確保するために不可欠です。定期的な清掃は衛生を維持するだけでなく、機器の寿命を延ばすことにもつながります。ここでは、メーカーの推奨に基づいた適切なマスクの清掃手順をご紹介します。
清掃手順
日常清掃
- サンストローム清掃ワイプを使用: 日常のケアには、サンストローム清掃ワイプ（SR 5226）を使用します。これらは呼吸器機器の清掃用に設計されており、使いやすいです。
- 使用後の点検: マスクに目に見える汚れや損傷がないか確認します。フィルターや膜が正常に機能しているか確認し、必要に応じて交換します。
徹底清掃
マスクがひどく汚れている場合は、以下の手順でより徹底的に清掃します。
- 清掃液の準備: 温かい（最大40°C）中性石鹸溶液を混ぜます。溶剤は使用しないでください。マスクを損傷する可能性があります。
- マスクの分解:
- フィルターとアダプターの取り外し: マスクに関連するフィルターコンポーネントを取り外します。
- 呼気弁の取り外し: 弁カバーと膜を慎重に取り外します。取り外す呼気膜は2つあります。
- 吸気膜の取り外し: 吸気膜を3つ取り外します。
- ヘッドハーネス: ヘッドハーネスを取り外します。洗浄可能ですが、追加の乾燥時間が必要です。
- バイザーの取り外し（必要に応じて）: 清掃が必要な場合は、取扱説明書の指示に従ってバイザーを取り外します。
- マスクの清掃: 中性石鹸溶液と柔らかいブラシを使用して、マスクを優しくブラシ掛けします。呼気膜や弁座などの重要な部分に特に注意を払います。
- すすぎ: 石鹸の残留物がすべて取り除かれるよう、清潔な水でマスクを十分にすすぎます。
- 消毒: 必要に応じて、70%エタノールまたはイソプロパノール溶液をスプレーして消毒します。
- 乾燥: マスクを室温で完全に自然乾燥させます。直射日光を避けてください。材料が損傷する可能性があります。
- 部品の点検: 清掃後、すべての部品の摩耗や損傷を点検します。損傷した部品は、サンストロームの純正部品に交換します。
- マスクの再組み立て: すべてが乾燥したら、すべての部品がしっかりとフィットするように注意してマスクを再組み立てします。
保管
マスクの完全性を維持するためには、適切な保管が重要です。
- 適切な保管オプションを使用: 清掃して乾燥したマスクを、サンストロームの保管ボックス（SR 344）や保管袋（SR 339-1またはSR 339-2）などの保管ソリューションに保管します。
- 熱と日光を避ける: 材料の劣化を防ぐため、マスクを直射日光や熱源から遠ざけて保管します。
メンテナンススケジュール
マスクを良好な状態に保つために、最低限のメンテナンスルーチンを守ります。
- 使用前: 視覚的な点検
- 使用後: 機能チェック、清掃
- 年に一度: 膜とヘッドハーネスの交換（必要に応じて）
サンストローム全面マスクの清掃は、簡単でありながら重要な作業です。これらのガイドラインに従うことで、マスクが効果的で安全かつ快適に使用できる状態を維持できます。特定のモデルに関連するケア手順については、必ずサンストロームのユーザー指示書を参照してください。
